ご自身の被爆体験についてお話しくださった桑本さん。
少し緊張されているかな?と思いつつお話をはじめましたが、爆笑の連続で、素敵な笑顔。
インタビューでは、暮らしや生き方についてお聞きする時間も長くとらせてもらっています。
「暮らし」について伺っていると、当時の情景が目に浮かぶようです。
ふかしたジャガイモ、穂を揺らして飛び出してきたイナゴを捕まえて食材にしたこと、豪快なお父さんの自転車スキル、などなど。
確かにここに人々の暮らしがあったのだと当時を知らない私たちも感じることができています。
疎開先の長束(爆心地から4キロ)で被爆された桑本さん姉妹
。市内の火がおさまった3日後、お母さんを探すため市内を歩き回り、姉は遺体にかけられた筵を1つ1つめくってお母さんじゃないかと確認してまわりました。その様子は妹の桑本さんに強烈に残っているそうです。
戦中も戦後も生きることは多様で 山があり谷があり 乗り越えてきた方のお話に惹きつけられます。
