ロバート・ディータース神父 戦時はアメリカの田舎に暮らす青年で、日本のことも戦争のことも殆ど情報がなく知る術もなかったそうです。
日系人に日本語を教えてもらう中で彼らの勤勉さ、ユニークさを好きになり日本行きを決め、それから70年以上、日本に暮らす。
顔が見える佳き友人、隣人になった時、母国と日本の戦争に意味を見出すことが出来なかったと語って下さいました。

ロバート・ディータース神父 戦時はアメリカの田舎に暮らす青年で、日本のことも戦争のことも殆ど情報がなく知る術もなかったそうです。
日系人に日本語を教えてもらう中で彼らの勤勉さ、ユニークさを好きになり日本行きを決め、それから70年以上、日本に暮らす。
顔が見える佳き友人、隣人になった時、母国と日本の戦争に意味を見出すことが出来なかったと語って下さいました。
中本彰子さん
被爆について多くを語らず、亡くなった母。
被爆し、病気にも苦しみ、被爆者健康手帳を申請する資格が自分にもあると気がついた時には、お母さんに残された時間はなかったそう。
もっと聞いておけばよかった・・・という後悔と、
本当に必要な人に必要なサポートを届けたいという想いを胸に日々活動をされています。
困りごと、相談事を一つ一つ丁寧に聞き取り寄り添う活動は
被爆者の方達が安心して話せる場として欠かすことができません。
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映画「for you 人のために」
予告編 https://youtu.be/ZQxcHeT99PE
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切明千枝子さん
被爆時15歳。学徒動員で被服支廠へ働きに行っていました。
一緒に働いていたクラスメイト達と助かったものの、違う場所で被爆した下級生達は全身火傷で苦しみながら亡くなっていきます。
仲の良かった子、可愛らしかったお嬢さんを焼いてあげなくてはならない。
焼けた遺骨の全てを拾うことは出来ず、保管できたのは小さな小さな喉仏の骨だけ。
当時15歳の記憶は鮮明。
自分のことだけでなく相手の状況を慮ることの出来る年齢だったからこその苦しみもあるのでは、と思います。
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映画「for you 人のために」
予告編 https://youtu.be/ZQxcHeT99PE
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原爆と言う悲劇の中にある、「人のため」を想う心を見つめた本作。
全国での劇場公開を前に、取材地広島で先行試写会を開催します。
◆日時
2022年7月18日(祝)
13:00開場 13:30開演
◆会場
広島平和記念資料館(東館地下1階)
メモリアルホール
◆定員 200名
◆参加費 1000円(高校生以下 500円)
◆参加方法
当日受付にお越しください。
※お願い コロナ対策として、消毒・検温・換気等しますが、「マスク着用」「会話はできるだけ抑える」などのご協力を宜しくお願いします。また、体調の悪い方や熱のある方は参加ご遠慮ください。
◆主催
被爆体験を継承する会
映画「for you 人のために」製作委員会
◆後援
広島市
(公財)広島平和文化センター
(公財)広島市文化財団
(公財)広島県男女共同参画財団
◆協力
広島フィルム・コミッション
本作「for you 人のために」、それに続いて公開される長崎被爆者オーラルヒストリードキュメンタリー映画「生きる FROM NAGASAKI」の主題歌「エレジー」を、BONNIE PINKさんが書き下ろしてくれました。
様々な思いを感じながら、そして受け継いでいかなくてはならない思いを歌にし、提供いただきました。
今後、シングルとしてデジタル配信されます。
また劇中音楽は、MISIAの「Everything」などを作曲した松本俊明さんの楽曲が提供されます。
今作も素晴らしい音楽との共演になります。
予告編はこちらをご覧ください。
食作家の園山真希絵氏が「for you 人のために」「生きる FROM NAGASAKI」のエグゼクティブ・プロデューサーに就任しました。
かねてより松本監督と親交があり、園山氏が前作「a hope of NAGASAKI 優しい人たち」を観て、監督と平和への思いを語り合いました。
また広島に隣接した島根県出雲市生まれであり、平和教育を幼少期から受けてきたことや、長崎の被爆者救護で活躍した永井隆博士が島根県雲南市で育ったゆかりから、この2作に対する思いを共有し、就任の運びになりました。
より多くの方々に作品を知ってもらえるように、広報活動を担っていただきます。
また共同プロデューサーに、SDGsシェアプロジェクトの若手育成プログラムより、SNSマーケティング戦略を得意とする20代の遠藤洋典氏を向かえました。若い世代のクリエティブワークを活かしていただきます。
宣伝プロデューサーには井内徳次氏を迎えます。自身も数多くの映画製作(”僕が君の耳になる”等)を行ってきており、「旅のはじまり」に続き宣伝を担当いただきます。
石原プロデューサーをチーフとし、プロデューサー陣を充実させ、多くの方々に届くように挑みます。
プロデューサー 石原ゆり奈
共同プロデューサー 遠藤洋典
エグゼクティブプロデューサー 園山真希絵
宣伝プロデューサー 井内徳次
先日取材させてもらった、笑顔が素敵な福田さん。
実は家族にもほとんど被爆の話をしたことがないそう。
それだけ当時のトラウマは大きかったし、日々の暮らしが大変だった。そして思い出すのが怖く、話して伝わるか不安も感じていたそうです。
長い時間を経てやっとここ数年は少しずつ話せるようになり、気持ちの整理もできるようになってきた、と。
ご自宅にお邪魔しての取材では被爆した年に神父様と近所の子供達で歩いた時の写真を見せてくれました。周りは瓦礫だらけ、たまたま通った進駐軍の方が撮ってくれたのだとか。
話すの苦手だから、とおっしゃっていた福田さんですが、感情表現豊かなお話でした。
貴重なお話をありがとうございました。
リバイバル上映 3/11〜 シネリーブル池袋
ウクライナからのニュースに心が痛み、何もできないもどかしさに苦しみが募る日々です。
そんな中、テアトルシネマグループさんにご協力頂き、長崎の被爆者取材を重ねた前作 「a hope of Nagasaki 優しい人たち」 の期間限定リバイバル上映が決定しました。
世界で原爆を投下されたのは日本だけ。
被爆を体験していない世代の私たちも、幼い頃から本や映像でその悲惨さを見聞きした事があるはずです。
熱線の、爆風の、放射能の苛烈な被害に驚き、恐れ動揺する。
それらを深く知っているのは、恐らく私たちが日本に暮らし、毎年夏には何らかの形で原爆被害を思い出して祈りを捧げてきたからではないでしょうか。
唯一の被爆国である日本には「使う恐ろしさ」を訴えていく義務があるのではないかと感じています。
一瞬にして失われるのは一般市民の命と暮らし。
現状に抗議の意を表すとともにこうして再上映の場を設けてくださったテアトルさんの決断に感謝です。
ヨーロッパ限定で英語字幕版を無料でご覧いただけるよYouTube配信も検討しています。
3月11日〜シネ・リーブル池袋上映時間は改めて告知します。
嬉しいことに、母校での取材。
97歳のディーダース神父様は日本管区長も務められたすごい方なんですが、とっても気さくな方です。
終戦時のアメリカでの暮らし、日系人との出会いなどお話を伺いました。
日本に暮らして70年、日本という国はどう映っているのかな?と想像しながら、穏やかな時間を共有することができました。
ありがとうございました。
for you 人のために のFBページを開設しました。
本作が参加しているSDGSシェアプロジェクトについて、下記の通りリリースがありましたので掲載いたします。
報道各位
本日、テアトルシネマグループと社会課題を映画作品化してきた松本和巳監督(mkdsgn)が 「SDGsシェアプロジェクト」の立ち上げで合意いたしました。
「SDGsシェアプロジェクト」は、見えなかった、触れることがなかった、知ることもなかった社 会課題を映画・音楽を通して見つめる、触れることで共に解決方法を見いだせたらという思い で、社会課題にフォーカスして作品を作っていきます。課題の本質を見出し、少しでも解決へ向か えるように作品化して共有(シェア)していくプロジェクトです。
※表記されている国際目標のアイコンは映画のテーマに則したものを提示しています。
その第一作目の作品は、”子どもの居場所”がなくなっている社会で、子どもたちが悲鳴を上げてい る現状を追いかけ、それを支える大人たちのドキュメンタリー映画です。とある自立援助ホームを 中心に、御殿場、名古屋、沖縄、長崎、藤沢で現場取材を行い、当事者の声をまとめ上げた映画 「旅のはじまり」がシネ・リーブル池袋で4月8日(金)から公開されます。
シネ・リーブル梅田、 シネ・リーブル神戸、UPLINK京都でも追って上映されます。
シネ・リーブル池袋作品紹介HP https://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/comingsoon/
トレーラー https://youtu.be/lrDniR0sOHw
作品HP https://tabihaji.net
SDGsシェアプロジェクトリリース_20220114案.pages.pdf
なお「SDGsシェアプロジェクト」の活動の一環として、松本和巳監督作品をシネ・リーブル池袋 を中心にテアトルシネマグループにおいて定期的に上映する仕組みも立ち上げ、よりSDGs課題の 作品化での取り組みに積極的に参加していくことで合意しました。その流れとして、今夏、広島 被爆者オーラルヒストリードキュメンタリー映画「for you 人のために」、長崎被爆者オーラル ヒストリードキュメンタリー映画の第二作目「生きる FROM NAGASAKI」の上映も決定しまし た。
また若手製作者の育成もプロジェクトとして行い、「SDGsシェアプロジェクト」で推薦する作品 をテアトルシネマグループで上映するプログラムも開設します。若手製作者に上映の機会を作るこ とにより、より広く社会課題の映画化を進め、観客の皆様への課題の共有と理解、さらに解決へ の一歩に繋げられるよう仕組み化します。
過去作品においてもテアトルプロモーションにおいて非劇場上映(上映会)を受け付け、劇場以外 で学校や各地域、各団体ごとでの上映会開催でご覧いただけるようになります。それには松本監 督作品に加え、プロジェクト参加表明をしたテンダープロ作品(劇場版「僕が君の耳になる」な ど)も加わります。
「SDGsシェアプロジェクト」は企業、団体からのサポート参加も積極的に受け付けます。取り組 みたい課題ごとに参加表明をしていただき、出資という形ではなくCSR的な考え方での協賛金で 支援いただく仕組みです。それが制作費、宣伝費として生かされ、よりダイレクトに課題へのアプ ローチと周辺共有者とのコネクトができ、課題への取り組みが明確になると同時に、映画として 関わりが確実に残っていきます。 また企業側のメリットとして、単年度処理ができながらも映画史に残っていくことで効果は永続 的にもたらされます。
SDGsの取り組みをしたいけれども… どのように関われば良いのかわからない… どこと組めば良いのか…
SDGsの取り組みの第一歩は意外とハードルが高いと感じている方々は多いと思います。しかし 「SDGsシェアプロジェクト」に参加し、社会課題をシェアしていくことで、明確に取り組む意思 と関わりが発信できます。
そしてそのプロジェクトから生み出された作品をご覧いただくことで、観客の皆様に課題の共有 をしていただけ、取り組みに参加いただいたことになります。
支える企業・団体、伝える製作者(劇場も含)、共有する観客