取材記録
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実は被爆者健康手帳を見たことがないんです、と言うと森さんご夫妻はとても驚かれて、実物を見せてくださいました。

当事者で無く、県外に住んでいると見かける機会は殆どありません。

当事者の方からすると当たり前のことが、私たちには全く知らない事だったりします。知らない=想像力を持ちにくくなる要因の一つですね。

57年に原爆医療法が施行された後、市議をつとめていた佳代子さんの父 明一さんは法改正の陳情のため上京を重ね、自らのケロイドを見せて訴える事もあったそう。60年の改正では一般疾病も対象になり、多くの方の暮らしを支えた事だろうと思います。

いつの時代もどの分野でもこうした現場の声を届けるところから。